市川市ろう者協会のホームページをご覧いただきありがとうございます。
戦後(1946年)、市川市国府台に国立の聾学校(現・筑波大学附属聾学校)が置かれるようになったことが、市川市とろう者コミュニティとの関わりの始まりです。附属聾学校の卒業生や教職員の中には市川市で暮らすようになった人も多く、そうした卒業生を中心に、主に手話で暮らすろう者のコミュニティが少しずつ形成されていきました。
市川市ろう者協会はこのような歴史的背景があって、千葉県内で最初のろう者協会として昭和36年(1961年)に設立されました。
当協会は、会員や地域の手話サークルとの親睦・交流を図るための活動を行うとともに、社会に向けて手話やろう者文化を啓発する事業(講演会や小学校の福祉学習への協力など)も実施しています。
また、当協会は手話奉仕員養成講座や市民手話教室の運営を市川市から委託されており、(社福)千葉県聴覚障害者協会が実施している手話通訳者養成事業や社会啓発事業にも協力しています。
このような文化教養、啓発的な内容のものだけでなく、誰もが住みよい市川市が実現できるように、市川市の施策について毎年、市川市との話し合いを行い、ろう者の視点からの提言を行っています。
このホームページを通じて、多くの方に市川市ろう者協会のことを知っていただきますと幸甚です。内容については追々充実していくとともに随時更新にも努めますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
市川市ろう者協会 会長 浅野史行